poster partyとretreat

今週、研究所でふたつの内部イベントがあった。

一つは、poster party

これは、研究所のいろんな分野の科学者が、過去に使用した研究発表のポスターをリサイクルして、発表する。

発表するのも来るひとも、したい人だけ。

そこで、自分とはまったく、分野外のポスターをみたり、説明したりしてくれる。学会だと、自分の分野外に行っても、「なんだ、あなたはこれ関連の研究をしてないのね、じゃあ、関係ないじゃん」と興味があるだけでは、相手にしてくれない人もいる。セールスに来ているのだから、買う人以外お断りよ、という事情もわかるので、自然と関連する所にしか行かなかったりもする。

しかし、このposter partyは、それとはまったく逆の意図で、普段は聞けない話や気づかない話にも気づこうよ、ということらしい。

ポスターを張っている人は、そういう意識が高いのか、または、もともと科学が好きな科学者の性質なのか一生懸命説明してくれた。

このposter partyで、偉い人が話をしていて、その内容に少しおどろいた。

「これからも、研究所は、いろいろな人が行き来する場所にする。この研究所に5年以上いるひとは、他へ応募しなさい。または、他の人を呼ぶためのお金をとるために応募しなさい」

ということを話していた。みんなでずっと仲良くしようね、というなれ合いではないということのよう。

今週のもう一つのイベントは、retreat。

たぶん、日本語でいうと、総括、になるのか?

これは、研究所全体ではなく、部門内だけで、またしても、やりたい人だけがやるシステム。

一日、セミナー室に閉じこもり、この部門で、何をやっているのか、これから何をやるのか、を一覧する。

その後に、現在の状況をよくするためにどうしたらいいかを議論するというもの。

これは、秘書さんなども発表し、どんなサービスをしているか、こうしてほしいなど発言する。

ポスドクは、もし、なんか不満があれば、ぜひ発言するよう言われる。

特に不満ないのだけれど、まじめに考えていないから思いつかないのだろうか。

スタッフ(civil servant)には、以下のような不満があるよう。

・給料固定=やる気が反映されない=才能の流出

・給料のわりに、他の研究所からは給料がいいのだろう、楽でいいな、という偏見にあう。

・学術的な研究予算に応募できない=研究旅費がない=コミュニティで存在感が出せない。

・学生の教育機会がなく、大学への応募に不利

ポスドクもまじめに、不満を考えないといけないような気がしてきた。

今の不満のない待遇も、過去のポスドクが発言してきた結果なのかもしれない。

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poster partyとretreat への1件のフィードバック

  1. nazonazo より:

    職場の不満といえば。
    イギリスの大学でポスドクしていた頃、ポスドクの大部屋が人数の割に狭いとかで、ポスドク一同で学部長に文句を言いに行ったことがあります。彼等に賛同しつつも「日本ではこういうことで文句は言わないんだけど。。。」と言うと、スペイン人の女性ポスドクが一言「Don’t be Japanese!」。

    miho さんも海外で暮らしているうちに、日本人であることの壁を自然に越えるのかもしれません。

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