敵対的レビューワーの論点

論文の改訂が終わった。
改訂箇所は、9カ所で、これまでで最小。

response letterはA4 6ページで、これまで最長。

好意的なレビューワーへの反論は、ほとんどなく、ミスなどを指摘を受けたとおり、直しました、という内容。
敵対的なレビューワーへの反論は、基本的に、この論文の趣旨と関係がない、という反論をすることになった。

なぜ、敵対的なレビューワーが敵対的か考えてみると、
彼(たぶん男だとおもうな)は、研究に対して、私とは違う考えをもっている。
おそらく彼は、「役にたつ」という名目、目的の研究が好きなタイプだろう。
一方、私は、「理解する」という目的の研究が好きなタイプ。

「役に立つ」研究というと、聞こえがいいけれど、実際生活に役に立つ訳ではなく、
意地悪な言い方をすれば、「研究のための研究」。なんらかデータをまとめたけれど、
自分ではその使い方や価値がわからないため、それだけでは閉じた研究にならない。

こういう人に限って、「研究は、定量的にやることが大事だ」とかいうけれど、
ふたを開けてみれば、彼のいう定量的というのは、平均値を求めることだったりする。
実際の自然現象では、いろいろなことが起こっているのに、それを無視して、
平均値こそ真実である、みたいなことを平気でいう。

だから、私は、無意味に定量的な研究や、役に立つ研究論文に懐疑的。

この敵対的レビューワーは、「定量的な研究をしろ」というコメントやそのための提案ばっかりなので、
私の反論は、「それも重要であるけれども、この論文の目的ではありません」とか、「細かい定量的な研究に入る前に、定性的な説明が必要でしょう」とかいう内容になる。
この敵対的レビューワーの提案が、ゴミ、だとは言わないけれど、研究者にはそれぞれの趣味やセンスがあるので、センスの悪い研究提案を押し付けられたくありません!。

しかし、彼の「定量的」は「定性的」より上である、という価値観、自信は、何ものなのだろうか?
データを集めることが大変な研究分野なら、当然そうであろうけれど、
人工衛星のデータ解析では、データを集めるのは、人工衛星、そのデータの平均値を求めるのはコンピュータによるごく平易なプログラム。

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